Group exhibition 「チョウコク論」curating by Taro KOMIYA




















小笠原周(おがさわらしゅぅ)、熊谷卓哉(くまがいたくや)、米村優人(よねむらゆうと)による三人展「チョウコク-論」を開催。 現在のアート・シーンにおける表現手法は、様々な技法、素材、メディアによって、日々多様化し、かつての表現ジャンルでは分類不能な状況が続いている
。それでも美術に携わるなかで、この分類不能な表現の中にもその言葉(=チョウコク)が、未だに存命し[チョウコク-家]を名乗る人た
ちがいるという事実をどのように受け止めるべきなのか。
本展覧会では、小笠原の“彫る行為”と熊谷の“塑造への身体性”に着目しながら、若い表現者として京都造形芸術大学に在籍中の米村優人を迎えた。かつての表意的な“彫刻(チョウコク)”という文字から表音としての「チョウコク」を分離し、語ることで、作家とチョウコクという言葉の連関の中での「チョウコク-観」を読み解いていく。